このままじゃ

この三連休の間に、家の中に蟻が侵入してきた。

なんとタイムリーなのだろうか。

小さな小さな蟻たちが、母親の陶芸用粘土を拠点に着々と赤井家への侵略を進めている。アナタの家にも小さな陰が、、。。

 

三連休は実に有意義に過ごす事ができなかったと反省。

そもそも休みがちゃんとあった事が驚きでありますので、棚ぼたというか、単にラッキーとか考えつつも、結局何もしなかった。

 

3連休と言いつつ、実際は金曜の夜から休みは始まっている訳であって、なんなら金夜に全エネルギーをつぎ込んだといっても過言では無かった。

おなじみ堀しゅんと飯を食おうと赤坂で待ち合わせるも、両親不在につき一人でお留守番中の犬を案じ、堀くんを家へ招待することになる。

適当に食べたあと、このまま金曜の夜を終わらせるのはもったいないので、映画を見に行こう、と調べる。六本木ヒルズのレイトで「22年目の告白」を見た。

どれだけ衝撃的にネタをばらすか、が鍵を握るストーリーの割にばらし方がイマイチ。

ぬるっとネタが割れるのである。

 

映画が終わったのが2時とかで、ちょっとTSUTAYAに寄り道。

スタバのエリアの机は、macbookを拡げる若者達で埋まっていた。

夜中の2時にヒルズのスタバで作業している人々はいったいどこに住んでいるのかが長年の疑問なのである。

あたりの超高級マンションに住み、ブランデーグラスをぐるぐる回しているような生活を送っているのか。革張りのソファーの横にはボルゾイが伏せり、キッチンでは撮影で疲れたモデルがたばこを吸っているのだろうか。いや、キッチンだと普通のアパートか。東京タワーを臨むベランダでくつろいでもらわなきゃ。

 

もしくは綾瀨か。4:00でスタバが閉まってしまうので、ヒルズの中で30分ほど時間を潰し、乃木坂まで歩くのか。5:08の始発にのって誰もたばこを吸わない六畳一間へと、うつらうつらしばがら帰っていく男の目には、煌煌と炎が揺れているに違いない。

しかっりと未来を見据えているはずだ。

 

 

このままじゃ死ねないな、と思う。