ドライブ(仮)
先週の土曜日は、群馬の嬬恋村に行っていた。
いわゆる「フェス」だったのだ。
集合は新宿に朝8時。今回僕は運転役だったので、車で向かった。
金子君(仮名)と鈴木君(仮名)から、はしゃぎ過ぎて早く着いた、とLINE。
集合の10分前くらいに到着し、車を止めて待っていると、一番に現れたのは飯嶋君(仮名)だった。急かす人達ほど結局集合が遅いのは、なぜだろう。
早く着いてしまった驕りで余裕ぶっこいてしまうのだろう。
僕にも心当たりがないわけじゃない。
あと、バラエティ番組などで、(仮名)と書くわりに「刈谷さん(仮名)」とか、「高本さん(仮名)」とか妙に具体的な名前を使うのは、なんでだろう。
AさんBさんじゃいけないのか。
それかせめて佐藤さんとか田中さん、みたいな所謂よくある系の名字群でよいのではないか。
ちなみに上記した3人の(仮名)は、みんな本名だ。
友達はAさんBさんじゃだめなのだ。
例えばこれをたまにでも読んでくれている人がいたとして、
「ああ、飯嶋君と金子君と鈴木君は先週フェスに行ったのか」と考えるかもしれない。
それからどうするのか。
3人の素性を突き止め、家族を人質にとり多額の身代金を要求するのか。
そうなってしまっては、あまりに申し訳ないので、できればやめて欲しい。
どうしても、と言う方は一報いれてからにして欲しい。
名前なんてわかったところで、という気持ちでこの文章を書いているが、名前をないがしろにしてるワケではない。
たとえ同姓同名の人がいたとしても、名前は自分だけのものなのだ。
と、言いつつ、もし結婚したならば、奥さんの名字に合わせてもいいかなーとか考えている。僕の名字は赤井(仮名)だけど、”赤井(仮名)だから、なにかあるか”と言われると、ぐぬぬぬと、一度も発したことのないが、良く目にする擬音でのどを鳴らす羽目になる。擬音は耳にする回数より、目にする回数のほうが圧倒的に多いのだ。
ローマ字だとAkai (pseudonym) だからPCで入力するのが異常に楽だというくらいか。
そう。
そういえばフェスにいったのだった。
フェス自体は個人的な好みから大して楽しめなかったけれど、全体的にとても楽しかった。
嬬恋村というのは、群馬の随分田舎にあった。
なんとなくいかがわしい漢字だが、草木とおいしい空気くらいしか無いようなところだった。エッチな店が乱立する秘密の集落があると思っていただけに、少し残念だった。
ところで、群馬まで車で行って帰ってきて、思ったことが一つある。
ドライブ行きましょう。