華金に酒を飲めと言ったのは、誰だ。
金曜日は、やっぱりお酒が飲みたい。
普段はほとんどお酒を飲んだりしないのだけれど、
やっぱり金曜日の夜はお酒を飲みたい。
キンキンに冷やしたジョッキで、キンキンに冷えたビールを飲みたい、と言いたいが、
ビールは好きじゃないので、冷たーいジンジャーハイボールが飲みたい。
できれば、さくさくジューシー(死語?)な唐揚げや、キムチも一緒に。
でも、毎週末のみに行く人が捕まるとは限らない。
というか、ほとんどの場合うまく行かず、ぼんやりとしてしまう。
気軽に飲みに誘える(と思っている)友達の数と、信頼の数値がどうやらかなり低めらしい。
じゃあ「仕方ない、一人で飲みに行くか!」となるかと言えば、
そうはならない。
一人で飲むほどお酒が好きなわけじゃ無い。
というか、お酒自体がものすごく好きなわけでは無い。
僕がお酒を飲む動機は、単純に酔っ払いたいからだし、
さらに言えば誰かと一緒にいるときに酔っ払いたいからだ。
つまり、僕は、外部に対して酔っ払いたいのだ。
それは普段抑圧しているものを、他人に対して解放する快感を感じているからだろうか。あるいは、単純にお互い楽しくなっちゃうのが好きなだけか。
とにかく、一人でお酒を飲んで酔っ払うことに対して、あまり意義を見いだせないので、金曜日の夜に誰も捕まえる事が出来ないと、もやもやを持てあましたまま家に帰らなければならない。
しかし、それが苦しいかといえば、そんなことは無く、楽器を弾いたりパソコンをいじったりしている間にわりとどうでも良くなってしまうのだ。
僕のストレスは自分のために作用せず、他人と飲むことができるかもしれない、と考え、そこで得ることができるであろう快感を逆算し、ストレスとして感じる事が出来る。なので、誰とも飲むことができないとわかると、ストレスも一緒になってしぼんでしまう。
まあ思いつきだし、強い実感があるわけじゃ無いが、何となくそんな気がする。
でも、人間の脳ってわりと都合良くできてて、快感を得るために自分の体を騙すみたいなことはよく話しに聞くので、あながち間違いでも無いんじゃ無いかと思う。
簡単にまとめると、金曜日の夜は、あなたたちと一緒に居酒屋に行きたいのだ。