ひとはなぜ「三択」が好きなのか、その謎に迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うそだ。

三択の謎には迫らない。

 

ダイエットのために、11月からフィットネスジムに通い始めた。

その名も「スポーツクラブ&スパ ルネサンス 経堂」

ルネサンスはフランス語で「再生・復活」を意味し、文字通りぼくはかつての体型をこの世に復活させ召喚するためにミシミシと通っている。

 

平日は仕事のせいでどうせいけないだろう、と考え、週末利用に限定した「ホリデー会員」にしているのだが、これで毎月¥8,075だ。

再生作業も安くはない。

 

僕は過去に2度、ジムに通っていた時期が合った。

最初は「ゴールドジム 代々木上原東京店」(東京以外にも代々木上原が存在するのか??) 2度目は「フィットネスクラブ ティップネス明大前」だった。

通勤経路が変わるごとに場所を変更していたので、いずれも半年くらいでやめてしまった。

 

どの系列でも、自分のメニューは大して変わらないので、とくにどうということはないが、やはりゴールドジムには筋肉ダルマのような方々と、キレイな女性が沢山いた。

ティップネスは何でもない街のフィットネスクラブで、会員の殆どがエアロビクスなどのプログラムクラスへ参加しにきたおば様方だった。

そして現在通っているルネッサンスは、おば様とおじ様がまんべんなく分布し、さぞや高齢恋愛が盛り上がっているに違いない。

 

「狂おしいほど燃え上がる」と随分な見出しをつけているが、痴呆によって外れたストッパーがそそり立つお茶目なエピソードを導入に老人の性事情と、その性愛がざっくりボケ予防につながるとかそういう内容。他人事ではない。

 

そしてジムをわたり歩く僕は一つのことに気がついた。

 

ジムに通う女性は、その年齢に”正比例”して肌の露出面積が増えていくのだ。

 

念のため確認するが、若い女性よりも、おば様の方が露出が多いのだ。

 

つまりおば様の方がセクシーなのだ。

 

所謂”美魔女”的な人ではない。

その辺にいる普通のおばさんだ。

普通のおばさんってなんだか失礼な表現かもしれないが、とにかく何でもない、スーパーのレジにいても、肉屋でコロッケを売ってても、飲み屋を切り盛りしてても、全く違和感のない、日本中に広く(そして深く!!!!)生息するあの!

あの、おば様方が、だ。

セクシーなのだ。

 

いや、批判している訳じゃない。

おばさまがどれだけセクシーだろうと大変結構だ。

その色香で欲求不満なお父様方をたぶらかし、ボケでもなんでも防止して、日本の貴重な労働力として今後とも元気によろしく働いて頂きたい。

大変素晴らしいことだ。

 

でも、

 

それでも、少し納得できない。

 

どうして、年齢が上がるにつれて布面積が狭まるんだ。

 

たとえば、ギリギリ色々と保てている40代くらいがピークに来るのであれば、分からない事も無い。しかし、40代より50代が、そして50代よりも60代の方が、明らかにセクシーなのだ。もちろん、年齢は目測だが。

 

いくつか仮説をあげよう。

もちろん三択だ。

 

①若造に負けていられない

まあ、本命である。ちょっと年齢が若いだけの小娘(推定45歳)なんかに負けてたまるもんですか!と心の中のお蝶婦人が燃え上がっているのだ。

 

②感覚が麻痺してい。

長いこと通っているせいで、どんな服装が正しいのか分からなくなってしまったのだ。だとすれば、少し哀れかもしれない。

 

③無頓着になっている。

大穴。もう服装などどうでも良くなって、楽な方へと軌道修正し続けた結果、気がついたらあんな姿に。

 

自分であげて置いてなんだが、③はあり得ない。

彼女達の瞳の輝きにそんな生ぬるい話が通じるものか。

それかあれか。天国の環境に慣れておくためか。

みんなすっぽんぽんだから、死期が近づくにつれ、新しい環境に順応しようとする体の働きかもしれない。

 

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見事なすっぽんぽんぶりだ。