せっかくの5月の大型連休だったのに

4日前にOculus Goをぽちっと購入し、到着を今か今かと待ちわびているのだけれど一向に届く気配がない。荷物のトラッキングを確認すると丸2日以上江東区から動いていないみたいで、待たされた分だけ期待値が上昇し続けています。こんなに到着が待ち遠しい買い物は久しぶりかもしれない。
といっても、VR機器自体はスマホをはめる安物なら持ってるし、渋谷のVRゲームセンターみたいなところも一回行ったことあるので異次元の体験!みたいな大仰なものじゃないのはずなんだけれどな。いったい、なにがそんなに楽しみなんだろうか自分でも判らん。

 

5月の大型連休は毎年特に何をするでもなく過ぎ去ってしまうのが恒例で、今年もなんだかんだそんな感じでした。一応、遠出っぽい遠出として千葉の房総と埼玉の秩父に行ってきました。改めて字面として見ると、あまりの地味さに呆然とする。まあ比較的地味目な人間として生きてきた訳だけれど、それにしても地味である。千葉と埼玉。房総・秩父。まあそこそこ楽しかったからいいのだけども。せっかくの5月の大型連休だのに。

 

5月の大型連休中、他に何をしたか思いだそうとしてもちっとも思い出せやしない。いくつか映画を見に行ったくらいか。つくづく地味である。クラブイベントみたいなのも行ってみようかと思うも、なんとなく、特に理由もないまま行かないで終わってしまった。
5月の大型連休中見た映画は全部あたりで、中でも『リメンバー・ミー』が思っていたよりもずっとよくて、しっかり泣いてしまった。もちろん、「泣ける=良い」と考えてるわけじゃないけれど、普段泣くことがあまりにも無いものだから「泣いた」という出来事そのものが強く印象に残っているみたい。その前に映画で泣いたのは思い出せる限りだと、大学生の時に見た『ニュー・シネマ・パラダイス』だった気がする。どっちもベタで超良かった。

 

さっき銀行の口座と月末のクレカの引き落とし額を確認し、どうしてこんなに金がないのだろう、と頭を傾けてみた(傾けても、特に何も起きなかった)。毎月の収入が少なすぎることに目をつむっても、ちょっとお金がなさ過ぎるのではなかろうかと。みんなだいたいどのくらいの収支でやりくりしているのか知りたい。oculusとか買ったりしないのか?たばこもギャンブルもやらないのに!!まあなんにせよ、お金を稼ぐ能力があまりに低いのが原因である気はしているので、適当に石油でも掘り当ててどげんとせんといかんなあ。

 

 


「わたしが一番きれいだったとき」小田朋美(vo)三枝伸太郎(p)


小田朋美が特別好きかと言われると多分そうでもなくて、谷川俊太郎茨木のり子の、所謂詩人が作る、歌にすることを前提としていない(ように思える)詩にメロディをつけて曲にしているのが、自分にはどうにもしっくりこない。ただ、逆を言えば世の中に存在する音楽の〈詞〉は曲のリズムやメロディのために作られているものが殆どで、例えば詞が先にできて後からメロディをつけて、、、みたいなやり方の人でも、あくまで音楽の構成要素として詞を生み出しているということがよくわかる。対して、一般的に〈詩〉と呼ばれるものの方は、音読こそすれどメロディに乗ることを意識していないので、曲にしたときに少し違和感が残る。〈詞〉として作られていない言葉を曲に乗せる、というのは多分昔からずっとチャレンジされてきたことなんだろうな、と思うけれどやっぱりめぼしい作品はない。(気づいてないだけかも知れないけど、少なくともぱっとは思いつかない。)
文学作品の一節だけを丸っと曲にしちゃうとか、あるのかな。

小田朋美の作る曲は真昼に聴きたくなるものが殆どで、詞は関係なしに、だいたい草原と曇り空を想起する。多分伴奏のピアノがどれもゴリゴリにクラシック調であるせいだと思う。意外と、昼間に聴きたい音楽にはあんまり出会わないので、結構重宝してます。

 


Manami Kakudo | 角銅真実 ー 窓から見える (I Can See It From The Window)


こっちも昼間に聴きたくなる曲。
足下のおぼつかない感じのメロディと少しだけ入ってる歌声がここちよいです。