ジャス・フィル

鹿の心臓が爆発し、その音に驚いた5次元が海へと流れ出す。海水と混ざる5次元の半分はポークソテーのような形をとり、もう半分は昨日のデートのことを思い出しながらにやついている。それをつつく雑魚の瞳の中でもう一度生きてみよう。もう一度新鮮な瞳を取り戻そう。アルコールに火がつくようにボクの頭髪が少しずつ後退していくのを、君は泣きながら自慢の一眼レフにおさめていく。暗室はキスをするためだけに使っていて、フィルムは買ったことがなかった。「『死』に訓読みをつけるとしたらどうしたい ?」そんな、中2病みたいな質問ばかりする妹とゼルダの伝説を手放さない弟は来年から大学に進学することになった、とまたしても悲しそうな目をした彼女がすねている。彼女は中卒だから、お弁当屋さんでアルバイトをしている。彼女がオーダーを間違えるたびにボクは彼女の長い髪の毛を掴んで怒鳴りつける。そんなことをしたって、どうにもならないのに。

 


金曜日はとにかく早く寝ようと思い、23時には眠った。
湿度になじられ目を覚ますとまだ2時30分。いつもならやっと眠る時間帯だ。
エアコンを除湿モードにしてから、夜電波の川勝さん追悼回を聞きながらもう一度眠ろうと試みるもなかなか眠れず、結局5時前ごろになってからようやく眠りに落ちた。


土曜日はあやさと朝ご飯を食べにWorld Breakfast Alldayというお店へ。
月替わりで世界中の朝ご飯が食べられるというコンセプトで、8・9月はギリシャのご飯でした。チーズが入ったパイ?のようなもの、キュウリ・トマト・オリーブのサラダ、蜂蜜とシナモンをかけたギリシャヨーグルト、イチジク、ぶどうを食べる。

飲み物はざくろジュースを頼んでみた。どれもなかなかおいしかった。

その辺のレストランで食べられないご飯を出してくれる店はそれだけで嬉しいです。多少口に合わなかったとしても、いろんな種類のモノを食べて見るのは自分の中でかなり重要かもしれない。

機会があったら(あとテンションが高まっていれば)虫料理とかも行ってみたい。(かもしれないようなそうでもないような)

料理のクリエイティビティや、著作権、オマージュについてどのように考えられてきたかをまとめた本があれば読んでみたいのだけれど、良い本はありますでしょうか。

 

お店が外苑にあったので、表参道のあたりをぶらっとしてから夕方頃解散し、渋谷のTSUTAYAへ宮崎夏次系のマンガを買いにゆく。

TSUTAYAの上にあるカフェが混んでいたので、道玄坂の上にあるノマド推奨ぽい感じのカフェにいき、購入したマンガを6冊読む。

宮崎夏次系の作品は、絵や設定のぶっ飛び具合と読み終わった後の切ない感じがたまらないので、人に会いたくなってしまい飯島を召喚。

 Hubにいった後、試しに青山蜂に行ってみるも、あんまり良い感じのイベントではなかった。

その後大崎に行き盛り上がる外国人の方々を眺めながらあやさと終電まで飲んでから帰宅。帰ってからゼリーを一つ食べる。

 

日曜は11時頃めざめ、適当にご飯を食べながら『トゥルーマンショー』を見る。
見る前に若干ネタバレを食らっていたが、思ったよりもずっとおもしろかった。

ジムキャリーだからこそ感も感じつつ、ああいう役は日本人だったら誰が向いているのだろうか。

見終わったり食べ終わったりしたのち、Logicで遊びつついろいろとプラグインを試したりしているうちに夜。父親とさとこと経堂にある銚子丸という回転寿司で旨くもまずくもない寿司を食べ、帰り際にかりんと匠にあう。相変わらず仲が良いのだね。


少し風邪を引いてしまったのでプールへは行けず。無念であります。

 

And So We Put Goldfish In The pool - NOWNESS from NOWNESS on Vimeo.


だいぶ前に一度リンクを載せた気がするけれど、再び。
『そうして私たちはプールに金魚を』

「キレイだとおもった」
お祭りから盗んできた400匹の金魚を学校のプールへ放ってみた実際の少女達の死ぬほど退屈な日常に、めまいがするような映像と心臓が高鳴るセリフを詰め込んだ傑作。


なんにもないし、どこにもいけない。でもそこそこ楽しいからまあいいか。生ぬるく、心地良い地方都市の閉塞感とそれに腰まで浸かりながらも、微妙ないらだちを抱える少女達。
金魚をプールにはなった本当の理由はなんだったんだろう。