used power

僕は「抗議活動」に参加したことが無いな、と、

経済産業省の前を歩いている時に気がついた。

 

建物の前では、みな思い思いの抗議活動を行っている。

大抵の場合は、昼間から幟を掲げじっと椅子に座っている。

一人でハンガーストライキをやっているおじさんや、

拡声器でなにかを訴え続けている人もいる。

今日は、"Stand by Me"の替え歌で、多分原発について歌っていた。訴えていた。

悪態をつきながら、早足に通り過ぎるおじさんも混ざっていた。

全部で50人近くいたと思う。

 

その多くが、50〜70歳くらいのお年寄りだ。

だからどうって事も無いんだけど、”若い人”は一人も見たこと無い。

お年寄りが叩く太鼓の上で、お年寄りがギターを鳴らし、お年寄りが力強く歌っていた。

どこか、衝動に任せてパワーコードを掻き鳴らし、精一杯なにかを主張しようとする中学生と、重なって見えた。

たむろしながらヤジを飛ばす不良にも見えたし、

クラスの風紀を気にかける優等生のようにも見えた。

 

 

僕はその小さな人波の中を、緩やかに通り過ぎるだけだった。

華金に酒を飲めと言ったのは、誰だ。

金曜日は、やっぱりお酒が飲みたい。

 

普段はほとんどお酒を飲んだりしないのだけれど、

やっぱり金曜日の夜はお酒を飲みたい。

キンキンに冷やしたジョッキで、キンキンに冷えたビールを飲みたい、と言いたいが、

ビールは好きじゃないので、冷たーいジンジャーハイボールが飲みたい。

できれば、さくさくジューシー(死語?)な唐揚げや、キムチも一緒に。

 

でも、毎週末のみに行く人が捕まるとは限らない。

というか、ほとんどの場合うまく行かず、ぼんやりとしてしまう。

気軽に飲みに誘える(と思っている)友達の数と、信頼の数値がどうやらかなり低めらしい。

 

じゃあ「仕方ない、一人で飲みに行くか!」となるかと言えば、

そうはならない。

一人で飲むほどお酒が好きなわけじゃ無い。

というか、お酒自体がものすごく好きなわけでは無い。

 

僕がお酒を飲む動機は、単純に酔っ払いたいからだし、

さらに言えば誰かと一緒にいるときに酔っ払いたいからだ。

つまり、僕は、外部に対して酔っ払いたいのだ。

 

それは普段抑圧しているものを、他人に対して解放する快感を感じているからだろうか。あるいは、単純にお互い楽しくなっちゃうのが好きなだけか。

 

とにかく、一人でお酒を飲んで酔っ払うことに対して、あまり意義を見いだせないので、金曜日の夜に誰も捕まえる事が出来ないと、もやもやを持てあましたまま家に帰らなければならない。

しかし、それが苦しいかといえば、そんなことは無く、楽器を弾いたりパソコンをいじったりしている間にわりとどうでも良くなってしまうのだ。

僕のストレスは自分のために作用せず、他人と飲むことができるかもしれない、と考え、そこで得ることができるであろう快感を逆算し、ストレスとして感じる事が出来る。なので、誰とも飲むことができないとわかると、ストレスも一緒になってしぼんでしまう。

まあ思いつきだし、強い実感があるわけじゃ無いが、何となくそんな気がする。

でも、人間の脳ってわりと都合良くできてて、快感を得るために自分の体を騙すみたいなことはよく話しに聞くので、あながち間違いでも無いんじゃ無いかと思う。

 

簡単にまとめると、金曜日の夜は、あなたたちと一緒に居酒屋に行きたいのだ。

Q(moon)2

9月になった。

 

9月になってなにか変わった?

エアコンをつけななった?

浴槽にお湯をはるようになった?

夏が終わってホッとした?(本当はHOTした?とききたかった)

そういえば、秋服のことを考えていなかったことを思い出した?

Earth,Wind & The FireのSeptemberをとりあえず聴いておいた?

 

9月になってから二度寝坊した。

いつもより1時間以上遅めざめ、1時間以上遅会社に到着した。

必要以上にびしながら、誰にも咎められずに席に着く。

一応始業時間は決まっていないので、厳密には遅刻では無いのだけど、

まあここまで居心地の悪い時間も無い。

 

 

アナログシンセサイザーを買った。

レジットカードの支払いを金額を意識し、9月になるのを待っていた。

これがまた、たのしい。機械は好きな方だから(電子工学とかはめっきりだけど)新しいものを買ったその日は、ついつい小躍りしてしまう。

はスモールダンサーだ。(はて)

 

AirPodsを洗濯してしまった。

appleBluetoothイヤホンだ。

洗濯物を干すときに、洗濯機の底でからからと音がするので、なにかと思えば「僕が選ぶ2017年度買って良かったもの大賞」暫定1位のすばらしいイヤホンがキレイになって洗濯機から出てきたのだ。(本当に驚ほど白なっていた)

ドライヤーで入念に乾かした後に使ってみると、片方ちゃんと機能していないことがわかった。とても悲しい。

イヤホンは、シリカゲルと一緒にジップロッにいれ、冷蔵庫で冷やしています。

祈ることしかできない。ぼはあまり無力だった。

 

9月になった。

平日はなるべ眠らなきゃいけないなと再確認した。

新しい機械は、女の子の次の次の次らいには興奮することがわかった。

そして、己の無力を痛感した。

すてきなすてきな9月が始まった。

 

 

ドライブ(仮)

先週の土曜日は、群馬の嬬恋村に行っていた。

いわゆる「フェス」だったのだ。

 

集合は新宿に朝8時。今回僕は運転役だったので、車で向かった。

金子君(仮名)と鈴木君(仮名)から、はしゃぎ過ぎて早く着いた、とLINE。

集合の10分前くらいに到着し、車を止めて待っていると、一番に現れたのは飯嶋君(仮名)だった。急かす人達ほど結局集合が遅いのは、なぜだろう。

早く着いてしまった驕りで余裕ぶっこいてしまうのだろう。

僕にも心当たりがないわけじゃない。

 

あと、バラエティ番組などで、(仮名)と書くわりに「刈谷さん(仮名)」とか、「高本さん(仮名)」とか妙に具体的な名前を使うのは、なんでだろう。

AさんBさんじゃいけないのか。

それかせめて佐藤さんとか田中さん、みたいな所謂よくある系の名字群でよいのではないか。

 

ちなみに上記した3人の(仮名)は、みんな本名だ。

友達はAさんBさんじゃだめなのだ。

例えばこれをたまにでも読んでくれている人がいたとして、

「ああ、飯嶋君と金子君と鈴木君は先週フェスに行ったのか」と考えるかもしれない。

それからどうするのか。

3人の素性を突き止め、家族を人質にとり多額の身代金を要求するのか。

そうなってしまっては、あまりに申し訳ないので、できればやめて欲しい。

どうしても、と言う方は一報いれてからにして欲しい。

 

名前なんてわかったところで、という気持ちでこの文章を書いているが、名前をないがしろにしてるワケではない。

たとえ同姓同名の人がいたとしても、名前は自分だけのものなのだ。

と、言いつつ、もし結婚したならば、奥さんの名字に合わせてもいいかなーとか考えている。僕の名字は赤井(仮名)だけど、”赤井(仮名)だから、なにかあるか”と言われると、ぐぬぬぬと、一度も発したことのないが、良く目にする擬音でのどを鳴らす羽目になる。擬音は耳にする回数より、目にする回数のほうが圧倒的に多いのだ。

ローマ字だとAkai (pseudonym) だからPCで入力するのが異常に楽だというくらいか。

 

 

 

そう。

そういえばフェスにいったのだった。

フェス自体は個人的な好みから大して楽しめなかったけれど、全体的にとても楽しかった。

嬬恋村というのは、群馬の随分田舎にあった。

なんとなくいかがわしい漢字だが、草木とおいしい空気くらいしか無いようなところだった。エッチな店が乱立する秘密の集落があると思っていただけに、少し残念だった。

 

ところで、群馬まで車で行って帰ってきて、思ったことが一つある。

 

ドライブ行きましょう。