君に揚げ餅
隅田川沿いの高層マンションに住みたい
と、高校生のころの僕は本気で考えていた。
今思えば、本気で考えていたことなんて、
それ以外あったかどうかも怪しい。
高校性の僕が、執拗に月島に通っていたのは、
そのイメージを、より強固なものにするためだったのかもしれない。
しかし、そうして築き上げられた見るも立派な、イメージ(52階建て)は、3.11の大津波と、貯まらない給料によってあっという間に廃墟と化した。
どうやら、高層マンションというのは随分と家賃が高いみたいだ。
次第に、イメージと現実のギャップに気がつくようになってきた。
それと同時に、ギャップを埋めるにはどうすれば良いのかということを、考えるようにもなっていた。
改めて言語化すると、大人になってきたな〜という実感もひとしおだ。
なんかふざけたことを書いてやろうと、
PCに向かっていたがどうにも浮かんでこない。
真面目な話ばかりが頭の中をぐるぐるしてる。
犯人は、「ほどほどに充実した週末」だとにらんでいる。
充実した余暇は、頭の隙間を埋めてしまうように思う。
そして、ふざけたことを書くには頭の隙間が大切だ、と思う。
餅論(勿論)、技術があれば話は別だ。
ちなみに僕の餅論は、
「揚げて、お雑煮に入れる」というのがベストだと信じている。
お雑煮に揚げ餅を入れたことのない人は、是非試して欲しい。
フライパンにごま油をすこしだけ多めに引いて、
中に火が通るまで、焦げないようにかりっと焼くだけ。こんなにおいしい糖質は他にない。
中華で頼むおこげでも、このお雑煮には少しかなわない。2018年度のお正月はこれで決まりだ。
今から決めておけば、丸2ヶ月間よだれを垂らし続ける事が出来る。(発電とかできそう。)
そして、僕もあなたも気づく。
今年も残すところあと2ヶ月だ。