いまの欲望。

日本以外の国に住むのもありかもしれない、と最近よく考える。


外国に対する憧れはぼんやりと持っていたが、今の生活を失ってしまうことに対する恐怖心の方が強かった。今の環境から一度でも抜け出してしまうと 、居心地の良かった《自分の場所》が失われ、元に戻すことは二度とできないと考えていた。非常に臆病で保守的で発展性の無い考え方だなと、自分でも心底嫌になるけれど、どうやら多少は改善してきたらしい。
多分、日本以外の国と密接に関わりを持つ《非常に魅力的》な人を観る機会が増えたことが原因だと思う。「改善してきた」と書いたけれど、これはおそらく「改善」ではない。単に、より魅力的なものを見つけたから、「やっぱりそっちの方が良さそうだな」と目移りしているだけだろう。「今を生きている」なんて言えば聞こえは良いけれど、あまりにも先のことを考えない(というか考えることができない)のはちょっとどうにかしたいですな。かといって、自分の今の欲望に全く耳を貸さないと全くの無風が続くだけな気もするのでなかなか難しいところです。

 

先に上げた、《非常に魅力的な人》のひとりに、香山哲という人がいる。香山さんはマンガを描いたり、ゲームを作ったりしている人なのだが、彼がWEB上で無料で公開している『心のクウェート』というマンガが最高で、そこから香山さんの世界観にずっぽりとはまってしまった。『心ク』はポーランドやベルリンを2年間ほど旅した旅行記なのだが、どこまでが現実でどこからが空想の世界なのかよくわからないところや、絵柄(特に犬)が最高にカワイイので、超おすすめです。
http://kayamatetsu.com/pagework/w13/


土曜日は朝からまたもや英会話。先生は「ア〜イシ〜ィ」(I see)が口癖のおじさんでした。僕の英語力も多少はまともになって来たような、入学当初から何も変わっていないような。そんな感じです。
その後、『心ク』の単行本を買うために、中野ブロードウェイにある〈タコシェ〉という本屋さんへ。『心ク』はWEBでも無料で全て読むことができるのだけれど、気が向いたら買ってね、というスタンスで紙の本も出しているので迷わず購入。数少ない自分ルール(というか、ぶれてはいけない!と考えるスタンス)の中に、「良いモノにはお金を払う。」という項があるので、CDでもまんがでも映画でも、自分が気に入ったものにはできるだけ良い形、つまりできるだけ作り手に還元されるように、お金を払いたいと思っている。もちろん、タダで見れるんだから良いじゃん、という考えもあるし、実際自分もyoutubeなどを通して大きなな恩恵にあずかっている。だからこそできる範囲でお金を払うことで応援したいと思っていて、この考え方に限っては、「他人に強要したい」とさえ思っている。どうやら自分の中にも過激派がいるらしい。気をつけねば。
その後23時頃からかんの家にCDを返しにいき、音楽を聴いたりOculus goを体験させたりしながら始発までダラつく。 

 

日曜はお昼頃に起床し、またもやアプリで知り合った子と新宿でカレーを食べたりコーヒーを飲んだりする。恐るべきインターネット社会であります。でもやっぱり、会ってしまえばお互い普通の人間なので、なんというか不思議なもので。
その後、飯島、東、一成とスタジオに入り、生まれて初めてフライングVに触る。本当に弾きずらかった。ひとしきりお好み焼きを食べ解散。

 

なんとなく飽きてきたので、今週はyoutubeリンクをのせるのはやめてみたり。大切なのは変化でしょうか。そんなことより夏休みが迫ってきているのだけれど、予定がない。ヤバイ!!!!!!!!!!!

トークトーク

久しぶりに体調を崩したので、水曜日は会社を休んだ。
熱と下痢の2点突破のみで気だるさもあまりなく、ひたすらトイレに籠もらなければいけないという以外は、退屈だが充実した一日だった。
病気にかかると真っ先に期待してしまうのは、「食欲の減退」で、多少の風邪程度であれば「今日はちょっと食欲が無い」みたいな状態には決してなれない。それこそ、消化器官をやってしまわない限りは無限に食事を続けることができるので、今回のようなレアケースは確実にモノにしなければならなかった。
今回調子が悪かったのは水曜、木曜の丸二日間。水曜日は食べ物らしい食べ物は一切とらず、本当に水と薬だけでしのいだ。木曜は罪悪感もあり出社したため、エネルギーを摂らねばとウィダー系のゼリー飲料を朝昼合計で4本飲む。そしてこの2日間で2.5キロ程度の減量に成功し、金曜日には完全に体調が戻り、回復に努めねばと一生懸命ご飯を食べ、今朝体重を量ったら3キロ増えていたというのが今回のオチ。

 


土曜日は英会話のレッスンを受けた後、evalaというアーティストの「See by your ears」というプロジェクト立ち上げのイベントにいった。
トークショーの時、僕の左前に座っていた男の子が、しきりに友達とLINEをしているのが見えたのでしばらく眺めていた。男の子はトーク画面を頻繁に入れ替えながら二人の人間とLINEをしており、そのうちの一人はたまたま僕の知っている人だった。


ところで僕は一ヶ月くらい前に、一ヶ月だけ形式的に付き合った(つまり、告白をしてOKをもらったものの、そこから1ヶ月の間は全くなにもなかった)女の子に振られてしまった。「あなたに対して好意はもっているけれど、恋人に対するそれとは違うってハッキリとわかったの。前に好きだった人から久しぶりにLINEがきて、それがあんまり嬉しくって、気が付いてしまった」とのことだった。


もう気が付いていると思うけれど、僕の左前に座っていた男の子は、僕と一ヶ月だけ形式的に付き合い、昔好きだった人からのLINEによってある明確な気づきを得ることによって、僕のことを振るに至った"その女の子"とLINEをしていた。特徴的なアイコンはこんな時にも役に立つんだなあと少し涙腺が緩んだ。


そういえば彼女と知り合ってすぐのころ、お互いなんて呼べば良いか、というとても楽しい話になり、彼女は「お父さん以外の男に下の名前で呼び捨てにされなければならない理由がわからない!」と少しだけ冗談めかして言っていた。当然僕は名字にさん付けで呼ぶことしか許されず、まあそういう考えの子もいるよな、くらいに思いそれを楽しんだ。


僕の左前に座る彼のトーク画面の中には、僕が使用することを許されなかった3文字の平仮名が確かにあった。そして登録ユーザー名(自分で自由に変えられるやつ)にいたっては、最後の一文字が違う文字になっていた。つまりすこしだけぼかしながら言うと、○○りで終わる名前が、○○ち、と登録されていた。もう言っちゃえば、さゆりではなく、さゆち、と。もちろんこれが本名でないことはすぐにわかった。彼は僕が使えなかった、いや使おうと想像もしなかった1文字を加えた4文字の平仮名を自由自在に扱い、あろうことか全く関係無いトークショーの観覧席で全て理解しきった上で僕に見せつけているかのようだった。

 

まあ、その男が「昔好きだった人」である確証が有るわけではないし、そもそもそのLINEをきっかけに付き合ったのかどうかも知らない。けれど、一人の病み上がりで繊細で独りがちな24歳をメタメタに傷つけるには十分だったわけですよ神さま!!

 

 


SZA - Supermodel

(こんなに深刻じゃないけど、今日たまたま聴いていたので、、、)

 

僕がすぐに太ってしまうのは、自分を止められなかったから。

ここ一週間くらい、アプリを使って食べたものの記録をとるようにしている。目的はもちろんダイエット。カロみるというアプリで、カロリー以外にも脂質、塩分、炭水化物、食物繊維の記録をとることができる。記録した数字は、一日/一週間単位でグラフにとしてみることができるので、実際に摂取した量と適正値とを一目で比較することができる。

 ちなみに僕は塩分と脂質がかなり多めで、タンパク質と食物繊維が少し足りない感じのよう。なんというかこれだけで、自分が太っている理由があっさりとわかってしまって、いざ現実を突きつけられると少しショック。カロリーは基礎代謝よりも少ないんだけどな。人間の体はそう単純ではないらしい。

 

先週の日曜日からyoutubeで台湾の音楽をすこしずつ漁っているのだけれど、コレがもう超つまんない。日本の音楽の影響をもろに受けているようで、ロッキンとかに出してみても多分殆ど違和感がないはず、ってくらい日本のロキノン界隈と同じことをやっている印象。最初は中国語が新鮮でおもしろがって聴いてたけど、馴れてくると何言ってるのかわからないだけなので、だったら日本のやつを聴けばいいよなって感じです。

 

土曜日はやっぱりどうして朝から英会話。先生はネックレスがごつめで教えるのが上手なおじさんでした。夏休みの予定を聴かれて、全く考えてなかったのでフジロック行きたいですね〜とか言ったら、音楽好きなのか!だったらコレを聴け!とPortugal. The manというバンドを教えてくれたが、あんまり好きな感じじゃなかった。無念。かわりに先生にはカマシ・ワシントンを勧め、Apple Musicの友達になりました。

 その後、新宿TOHOに行き『万引き家族』を観る。千夜なんとか物語?(千夜一夜をもじった感じ)みたいなアニメの上映イベントをやっていて、フロントがアニメ女子達でいっぱい。一人の子も友達と来ている子も、みんなTwitterを開きながらワクワクしていた。実況とかしているのだろうか。オタクだとか女子だとかに限らず、同じタイプの見た目、雰囲気の人間が一カ所に集中してるとかなり怖いです。

 肝心の万引き家族は、終始気持ちがザワザワしてしまってなかなかしんどかった。多分自分との距離感の話で、アフリカの飢餓がどうだと言われても微妙でも、隣人の貧困の話をされるとかなりきつい。後ろめたさに似た感情さえ覚えてしまいますな。映画自体は相当おもしろかったです。松岡 茉優と安藤サクラの演技がなかなかやばかったです。話には聞いてたけど、カメラや大勢のスタッフの前でコレを演じているのか、と考えると恐ろしい。僕は私生活での演技が相当下手なので、役者でもやってみた方が良いかもしれないな。

 

日曜日は午前中だらっとした後、新国立美術館でやっていた文化庁メディア芸術祭の受賞作品展示を一人で見にいく。個人的にピンと来るモノはあんまりなかったけれど、ずっと気になったまま放置していた『BEASTARS』が展示されていて、帰りに1巻だけ買って帰る。あと、アバターズという作品が、試みとしてはスゴイおもしろかった。http://festival.j-mediaarts.jp/works/art/avatars/ ただ実際に参加すること自体にはあんまり面白味はなかったかも。最終的に映像作品とかになった段階が楽しみ。

 その後、経堂に戻りジムへ。10分くらい走ってから軽く筋トレをして、1時間ほど泳ぐ。自分の中ではクロールは疲れる泳ぎで、平泳ぎは小休憩みたいな泳ぎ分けだったのだけれども、全力平泳ぎは全力クロールよりもしんどいということが判明。クロールはどんなに頑張っても足がついてこなくて結局腕の力だけで泳ぐことになるので、全身で泳がざる終えない平泳ぎはどうしても全身で疲れるみたい。

 

土曜日にとった写真。ちょっと気に入ってる。

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Kim Suyoung 김수영 - Englishman in New York (Cover)
Englishman in New Yorkのカバーなんて星の数ほどあると思うけれど、これはかなりサイコーです。韓国人の女の子。何歳くらいなのだろうか。機材の充実ぶりをとかから、おそらくプロデューサー的な人が居るんじゃないかとも思うけれど、演奏も歌もかなり良いです。op-1を使ってるあたりも相当今っぽいよね。(そしてわざわざwith op-1と書くあたりも。)

 

 ツイッターで流れてきた中村佳穂が最高過ぎて150回くらい観てます。未だにライブにも行けておらず音源もsound cloudに上がってるやつしか聴けて無いので、相当しびれました。楽器が死ぬほど上手なシンガーソングライターはそれだけでめちゃくちゃアドバンテージあるよな。表現の幅が違い過ぎる。

 

「猟師が鉄砲で狸を撃ったのは、自分を止められなかったから」

TPN (Taiwang pops night)

土曜日の朝はやはり英語のレッスン。寝坊してしまったので、後半から参加。
ハワイ出身でものすごいイケメンの先生に当たる。コミュ力高し。ファッションが微妙にダサかったりするあたりも含め、さぞかしモテるだろうなあという感じであります。レッスンが終わった後、下北の街をぶらついていたら、サドルが低めのママチャリで爆走する先生を目撃してしまい、かなり好感度アップ。その後適当なカフェみたいなところで高いばっかりで大しておいしくも無いハンバーガーを食べる。マックでもよかったなあと若干後悔。

 

昼食後、東大の駒場キャンパスでやっていた『動きをうごかす展』という山中俊治という教授の研究室の展示へ。ざっくり言うと、モノの「動き」を如何にしてデザインするか、ということを見るだけでなく体験することができるというもの。

Parametric Move 動きをうごかす展

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ゲストアーティストとして参加していた藤堂高行さんの『SEER』という胸像のロボットが目当てでした。このSEERは「ロボットの不気味さ」について、視線の動きや眉毛、まぶたの動きによって不気味の谷を飛び越えた作品で、耳も髪の毛も無いし、口元も一切動かないけれど、とても豊かな表情を作りだしていてとてもかわいかった。
↓こいつです。


Simulative Emotional Expression Robot

他の作品もどれもおもしろかったけれど、同じような内容の勉強をしているような学生〜おじさん達の熱心な質問を聴いているのがとても楽しかった。多分僕みたいな素人とは見ている部分が少し違うのだろうなと思い、彼らの興奮を想像して少し嬉しくなる。
一方で、そんな専門の人達の視線や注意を僕たち素人でも殆ど同じように感じとることができるというのが、大きな趣旨の一つであることは間違いないと思う。そういう意味で、素人目から、とても意義のある展示だったと感じました。


その後家に帰って、母親と無印良品へ。よく分かりませんが無印良品週間に突入していました。セール期間ってことなのだろうか。僕が一人暮らしを始めたら多分無印でばっかり買い物をするんだろうなと想像します。それでいいのか。

 

日曜はしんさん、奥田、あーやと台湾旅行の会議。4ヶ月先の旅行の準備をしているので、特に実感は無し。仕事入ったらどうしようといった感じ。
紀伊國屋で本を買ったあと、御苑近くのスペインバル??的なお店で会議。会計が普通の居酒屋の倍くらいだったので、一人で少しへこむ。その後あーやと別れ、奥田は買い物へ。しんさんと哲二が働いているミスドへ行くも既に退勤済み。普通に1時間お茶をした後奥田と再度合流し台湾料理を食べに行く。ライチ系のお酒が多くてほくほくでした。

 


阿肆 A Si & 郭采潔 Amber Kuo 【世界上的另一個我】HD 高清官方完整版 MV

今日行った台湾料理屋で流れていた台湾(中国?)のポップスです。
タイトルをGoogle翻訳に突っ込むと、「世界のもう一つ」と出てきました。片方ずつ歌っている内容が対比になっているのかな?とか思い、歌詞をこれまた翻訳に突っ込んで見るけれど、なんとなく違うような感じ。かなり詩的な歌詞なのか、翻訳結果を見てもイマイチ要領を得ず。


おそらく向こうではメジャーな位置にいるっぽい二人。調べた限りだと、ミュージシャンもやるし女優もやるし、といった人たち。まあ普通に良い感じのポップスで、日本で言うところの満島ひかり安藤裕子のデュエットといった感じですかね?わからん。
こんな曲日本にも沢山あるやろ、と言われればそりゃもう沢山あると思うけど、中国語が妙に軽快で聴いていて気持ち良い。ただキャッチーさは体感的にゼロに近いっすね。あと中華圏のポップスをしっかりと聴いたのは初めてなので、楽しい。意外と抵抗ないです。
個人的にAmber Kuoさんの顔がめっちゃタイプというのと、前に北京に行ったとき、駅ナカに貼ってあった音楽フェスのポスターに阿肆さんが載っていて(へ〜、中国のポップスの歌手だ。コトリンゴに似てる。)とか考えたのを妙に覚えていたので、感動の再会を果たした気分です。阿肆さんは声もステキっす。

ていうか、普通に良い曲です。

 

ついでにもう一曲。


阿肆 A Si & 林宥嘉 Yoga Lin【致姍姍來遲的你】官方繁體完整版 MV

 

多分なんでもないラブソングですな。歌詞も大したこと言ってないだろうし(なんとなく)音楽も上の曲と比べると個人的にあんまりピンと来ないけれど、やっぱり中国語って耳触り良いッス。