おら、大人になりたくないんだべ!

最近、自分は快楽主義者なのではないか、と思うことが多い。

いや、そもそも〇〇主義者なのではないか?と考えを巡らせること自体おかしいのだけれども、行動の指針が現在の自分への快楽、その一点に集中していると気が付いた。あ、快楽ってセックスだけのことを言ってる訳じゃないよ。一応。

ていうか、「人間としてそれが普通だよなぁ」とかつい最近まで思っていたけど、案外そうでもないみたい。(おそい)

ていうか、多くの人はもう抜け出しているみたい。(おそかったか)

 

自分はやりたいこと以外はやりたくないマンだから、今の会社でやらされていることがもう堪らなくて、さっさと辞めてやろうと退職届けをしたためているゴールデンウィーク最終日。「やりたいことしかやらない!」ってなんだかカッコイイことを言っている雰囲気はあるけど、実際は極端に堪え性がないだけで、目標に向かってガシガシ進んでいくタイプとはまた違う。

 どちらかというと、その「やりたいこと」の周りをうろちょろしながら、「裏口が空いてないかなー」とか「中から出てきた人が良くしてくれないかなー」とか思いながら、周りをふらふらしていて、いつの間にか「周辺」それ自体が居心地良くて、そこで生活しはじめてしまう感じ。

こうなっては、ものすごく始末が悪い。遠くからやってくる、自分より若くてずっと有望な方々に、あの外壁はどうだの、あそこの玄関はダサいだの、外からなら誰でも観察できるようなことを得意げに語るようなやつになってしまうのだ。

実際にそういう人を半年ほど前に目の当たりにしているので、笑い事ではないし、すでに半分くらいはそういう風になっているかもしれない。

おそろしや。

 

多分、快楽だけを追求するのは、体力も精神力もかなり必要で、そういう部分の大半を担ってくれているのは家庭環境や、友人との関係だったりする。幸か不幸か、自分はそのあたりの環境がほどほどに整っているので、快楽を追求することに対するハードルがものすごく低くなっているのも、ひとつの理由かもしれない。というか、コレが一番の理由な気もする。

とにかく、今の自分はものすごくアマちゃんなのであるな。じぇじぇじぇ。

ただ、今のままでどこまで行けるのかなーと気になる部分もあるし、できればうまいこと軌道に乗ってくれたらと思っている。しかし人生そう簡単には行かない(と色々な人が口を揃えて言う)ので、やっぱり自分をどこかで矯正しなきゃいけなくて、それこそがまさに「大人になる」ということなのかもしれないな。つまり、快楽主義ってのは簡単み言うと「こども」とも言えるかもしれない。もしくはバカ。

多くの人は、高校生くらいから少しずつ変わって行って、丁度良い年頃でキレイに大人になっているのだろう。

どっかで一気に矯正しようとするとやっぱり変なクセがついちゃって、例えば高校くらいまでヤンキーだったのが、突然「意識高い系」みたいになっちゃうのは、そういうことなんじゃないだろうか。急に変わろうとすると、ものすごく真面目なバカなってしまったりする。

ついでに言うとヤンキーは快楽を追求することにものすごく前向きな集団で(個人活動のヤンキーというのは見たことがない。)普通だったら、腰が引けちゃうようなことにでも、集団だからズンズン進んでいける。数は力。そして快楽は複数人によって形成される。個人の中に快楽は発生しにくいのではないか。宗教も食事もセックスも個人では成し遂げられない。

 

 

真面目なバカにはなりたくないし、大人にもなりたくない。

そうなると①ゆっくりと時間をかけて、大人になる。②バカなままでいる。のどちらかになってしまう。

おおかた①の方向に進みそうではあるけど、人生何があるかわからない。

と思おうと、ワクワクしてくるし、こんなにだらだらと文章を書いていることさえなにか素晴らしい意義が後からついてくる可能性も捨てきれない。

 

ああ、日曜日が終わってしまう。