Let`s go to SAMEZU!

土曜日
英会話教室の後、昼間から渋谷WWWで開催されたライブイベントに行った。
若手実力派バンド大集合、的なイベントだったのだけれどとにかく ものんくる がすごかった。他のバンドも普通にカッコイイのだけれど、個人の演奏とアンサンブルのクオリティがずば抜けてた。もちろんジャンルによるけれど、少なくともポップスと呼ばれる音楽において、「技術」と「教養」はあった方が良い。としみじみ思う。


ものんくる / ここにしかないって言って 【MV】

ここ最近散々話題にのぼるトピックだけど、日本人の無教養主義への信仰、つまり「勉強ばっかりして、いろいろ理屈垂れてるけどさ、あいつら何もわかってないよ。あんな能書きばっかのやつらより俺らのほうが絶対にわかってる。」みたいなピュアであるが故、物事の核心をつくことができる、という思い込みはいい加減どうにかならないのかという話。もちろんそういったケースがゼロだとは言わないけれど、感性だけが黄金じゃないし、そういう人達が思っている以上に世の中の芸術作品には教養と鍛錬と理屈がまとわりついている。ということがわかってきた。良くも悪くも大人になってきた気がする。

 

帰り際、渋谷のTOHOシネマで『Shape Of Water』を観た。見終わった瞬間にサントラをダウンロードし、帰り道聴きながら、思わずふらふらと踊りだしてしまった。
特別おもしろいストーリーじゃないけれど、細部の表現があまりに美しく、とりわけラストシーン〜エンドロールの間にかかる音楽が最高も最高も最高なのだ。
これだけ聴くと普通にクオリティの高いスタンダードナンバーなんだけど、なにがそんなによかったのだろうか。不思議でありますな。


Alexandre Desplat - You'll Never Know (Official Video) ft. Renée Fleming


『見終わった後、良い気分になる映画部門』一等賞獲得です。

 

 

日曜日
そろそろ免許更新のリミットが来てしまうということで、小田急線、井の頭線、山手線、京急、と乗り継ぎ、鮫洲の免許センターまで行ってきた。簡単なチェックイン作業の後、視力を測り、写真を撮り、30分間講習を受け、晴れて優良運転手の仲間入りを果たした。

 

ゴールド免許取得の瞬間であります。

 

24年間の人生で、金賞やゴールドといった評価を受けるのは初めてのことだ。
灰色とは言わないが、黄金に輝く24年間だったと思うには、少々心許ない僕の人生である。初めて嘘偽りのない輝きを手に入れた瞬間だった。

次の更新は5年後なので、29歳になっている(はず)。
なんだかなにも変わって無い気がして怖すぎる。うううーん。

 

その後原宿のThink of Thingsというおしゃれスペースで、若林恵×柳樂光隆×宮田文久トークイベントに。

編集・ライターに向けたかなり実学的なお話多めだったので、盛り上がりどころが判らずイマイチ乗れないところもあったけど、「個」のトピックを社会化・普遍化していく作業の話や、ちょいちょい出てくるエピソード(上原ひろみは実はものすごいおっかない人である)とかがおもしろかった。

漠然とした憧れはあるけれど、ほんとにライターとか編集とかやりたいの?って聴かれると、うーーん、、、、どうでしょう。。。といった感じなので、よく分からない。まあ、やったことのない仕事のことなんてわかる分けないよな。ああいう文化圏が好きなのは確かなのだけれど、仕事にできるかは別だったりするもんな。しかしそう言ってもたもたまごまごしているとあっという間に29歳だ。早く動かなきゃ。

高校一年生の時に感じた焦りと似ているけれど、決定的に違うのは絶望感がない所。この10年間で僕が手に入れたモノは根拠の無い自信だな。(実質成長していないとも言えますな。ショック。)

 

関係無いけれど、昨日友達に紹介したらいたく気に入ってくれたので、載せます。

80sのシティポップ。これこそシティポップと呼びたい。勝手に呼んだら良い。

www.youtube.com

 

 

宮田文